LUNA（Terra）ショック後の仮想通貨は下落か上昇か

　2022年4月には14,000円以上だった仮想通貨LUNAの現在価格は0.02円。某大手仮想通貨取引所など有名投資会社の支持を取り付けていた注目銘柄LUNA。時価総額4兆円以上がほんの数日で吹き飛んだのにもかかわらず、暗号資産市場は意外にもパニックにはなっていない。現在の暗号資産市場の下げ相場は、利上げと金融引き締めによる影響だけに留まるのか？

　LUNAの誕生から今までの経緯はあまり知らなかった（というかSymbol/NEM以外は情報を追えていない）が、そもそも2021年に脆弱性やリスクを指摘されていた暗号資産とのこと。にもかかわらず全暗号資産の中でも時価総額上位に位置していたと言う事実をちゃんと受け止めないと危険だなと思った。

　リスクを指摘されていた仮想通貨でも世界的な取引所に上場していたことを考えると、結局のところ上場基準て何？審査の中身は何？と感じた人も多いはず。今回の暴落は、DeFiなど仮想通貨関連のさまざまな金融商品に対する規制が強化されるきっかけになるとの声もある。仮想通貨4回目の冬はLUNAショックにより確実なものになったのではと思っている。

仮想通貨4回目の冬はポジティブな冬

ただ、今回の4度目の冬で、多くの詐欺銘柄は排除されるのではと感じている。この冬を乗り切れるか否かは、ネームバリューなどの上辺だけの信頼によらない、コミュニティー主体の真の非中央集権型ブロックチェーンになりえるかが鍵と考えている。